前回のブログで「割り止め情報」と言う言葉の使い方が、 大雑把で、ニュアンスの違いがある事をお話しましたが、 今回は、その「割り止め情報」の弊害に付いて述べたいと思います。 その前に、この情報の利点は・・・ 「不審な手形が出ている」→「不審な資金繰り」→「要注意(破綻リスク等)」と 考えられ、取引に際し警戒できる点がある、と言う事を十二分にご理解下さい。 例えば、皆様が会社の大切な商品を売る部門の責任者だったとしましょう。 売掛金が発生するお取引でしたら、どのように上限の金額を決めますでしょうか? ”自社の商品を買って下さる方は神様だから、無制限に売掛金を作ってでも売る”と言う事は …続きを読む
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- 手形に関するQ&A
- 2016/07/11
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- 手形に関するQ&A
- 2016/06/24
皆さんは、上記の「手形の割止め情報」と言う言葉を、 聞かれた事はありますでしょうか? これは、我々手形割引業者が、お客様から手形の割引の御依頼を受けたのに、 お断りした手形の事を指して言う言葉ですが、結構漠然とした使い方をされているのが実状です。 そこで、今回はその辺について、お話ししたいと思っています。 まず、この「~情報」と言うものは、情報屋さん(興信所)が使う言葉で、 情報源は我々手形割引業者ですが、発信源は興信所です。 その辺で、どうしてもダイレクトな発信でない為に”情報が漠然としてしまう” と言う事が、一番大きな理由になります。 では、情報源である我々の「 …続きを読む
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- 手形講座
- 2016/06/16
前回のブログで、貸金業法の条文にある「融通手形」の概念について書きましたが、 今回は、我々で言うところの融通手形に、どのようなものがあるかをご説明したいと思います。 ① (あ)B社がA社から手形を貸してもらい、B社が金融機関で割引して資金化し、 手形の期日(迄)に、B社はA社へ返済する。(A社はB社の資金繰りの協力者) (い)B社が資金化し、A社へ資金を還元する。(B社はA社の資金繰りの協力者) ② お互いに、手形を振り出し合い、お互いが金融機関で資金化(割引)して、 お互いが自社手形を決済する。 (もしくは、①の(あ)の場合、A社が手形を貸す担保とし …続きを読む
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- 手形講座
- 2016/04/21
私がこの業界に入って、研修で初めて「ユウテには注意するように!」 と言う言葉を耳にした時に、「幽霊手形を略して”幽手”と言うんやろうなぁ。そら危ないわ!」 と、かなり確信を持って想像して… その後の説明でそれが全く違っていた、と言う変な記憶があります。 この「ユウテ」は、当たり前に「融通手形」の略で、 「融通した手形」「融通してもらった手形」なのですが、 皆様は、この”融通”の意味を如何解釈されてますでしょうか? 一般的に、融通手形とは、簡単に申し上げると… ①お互いに手形を貸借し合って、振り出した手形 ②一方が貸した手形 ③金銭消費貸借契約の借用証書の代わりや、債 …続きを読む
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三重県から大阪の弁護士の先生を介して手形割引の御依頼があった例
- 手形取引実績&お客様の声
- 2016/03/16
前回は、金沢市でのお取引のケースを書きましたが、 今回は、大阪の弁護士の先生から「三重県のお客様なのですが・・・」と言う、 御紹介をいただいた事例をお話ししたいと思います。 「まずは、お客様の事務所へご挨拶」の弊社のモットーの通り、 この時は、うちの営業車トヨタ”ヴィッツ”で伺いました。 3時間は要しましたが、今迄に四国や九州や関東へ営業で行った事を思えば、大した事でもなく、 逆に大阪から離れて、違う土地へ行く事を弊社の営業の連中は楽しく感じているようです。 元気良く御挨拶を済ませ、早速手形の割引の件について、お話をする運びとなりました。 弊社が必ずお客様の所へ寄せ …続きを読む